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買取査定で壊れた車は見抜かれている

■中古車査定ではココを見ている
自動車を売却する際には、買取業者の査定を受けることになります。

自分にとっては長年連れ添ってきた「相棒」であるため、出来るだけ
高い価値を見出してもらいたいところですが、買取業者側は
客観的に自動車の価値を判断した上で、出来る限り低い値段で
買取ろうとします。

結果的に、売る側から見れば思っていた以上に査定額が低く、
落胆するということになるのです。

今後このように落胆することがないように、買取業者は自動車の
どのようなところを見ているのかを知っておきましょう。

査定する時、まず最初に車種や年式、グレードをチェックしています。

買取価格を決める際に中古車のオークション市場価格を目安に
していることが多く、この3点をチェックすることで買取価格の基準を
決めています。

さらにこの3点を所有者の意思によって変えることは不可能、即ち
所有者が目の前にある自分の自動車の車種や年式などを変更する
ことは出来ないので、これらを基準として他の箇所の善し悪しに
よってプラスマイナスを計算することになるのです。

査定の基準となる車種、年式、グレードに関してはいくら交渉した
ところでプラスになることは考えられないので、それ以外の部分で、
扱いの丁寧さやこまめな整備などをアピールすることでプラス査定を
引き出すようにしましょう。

■走行距離も重要
次にポイントなるのは、走行距離の多寡です。

これは目に見える部分であり、査定においても大きな影響を与える
ポイントとなります。

ここで基準となるのは年間走行距離で、年式と総走行距離から
計算されるものです。

一般的には普通車で年間10,000km、軽自動車では
年間8,000kmが標準(厳しい場合には普通・軽ともに
年間6,500km)とされており、これを下回るとプラス査定に、
上回るとマイナス査定になる可能性があります。

ただしエンジンなどの駆動部に関しては、ある程度動かして
おかないと調子が悪くなることもあるので、年間走行距離が極端に
少ない場合などはプラス査定にならないこともあります。

実際にやる人はいないと思いますが、走行距離をごまかすために
メーターを巻き戻すようなことは絶対にしないようにしましょう。

査定の場においてはごまかせるかもしれませんが、買取業者は
自動車を引き取った後に入念にチェックをするので、その際に必ず
発覚します。

そうすると買取代金の返還を要求され、最悪の場合には損害賠償
まで請求されるということになります。

■意外と大事なボディカラー
ボディカラーには人気不人気があり、さらに色褪せも重要なポイント
となっています。

色褪せはこまめにワックスをかけたりすることで防ぐことは
出来ますが、ボディカラーを変えるということは簡単には出来ません。

自動車のTVCMやカタログなどでは、たくさんのカラー
バリエーションが紹介されており、特にカラフルな色が目に
付きやすくなっています。

もちろん購入する際には自分の気に入った色を選択すれば
良いのですが、いざ売却するとなるとその色が査定を大きく
左右することになります。

カラフルな色は流行り廃りが激しく、購入した時には人気があっても、
売却する時には人気が無くなっていたりします。

さらに購入時に人気のカラーということは、同じ車種で同じ色が
たくさん出回っていることになり、中古車としての価値が大きく
下がることになります。

結局、定番であるシルバー系や黒系などの無難な色は流行り
廃りがあまり無いので、売却する際には有利だと言えます。

もし最初から数年で自動車の買い替えを考えているのであれば、
売る時のことを考えた色選びも重要となることを覚えておきましょう。

■忘れちゃいけない装備品
自動車の走行とは直接関係ありませんが、装備品も大事な
ポイントの一つです。

オーディオやエアコンなどの装備品はもちろん、カーナビなどの
オプションも査定に影響を与えます。

最新のものが付いていればさらにプラス査定となりますが、
動かなければ何の価値も無いので注意しておいてください。

装備品などは修理歴があるからと言ってマイナスにはなりませんが、
ほとんどのものが保険や補償の対象外であるため修理費用が
高額となることが多く、修理したことによりアップする金額より修理
費用の方が高くなることもあるので修理をした方が良いとは言い
切れません。

また社外品の装備やアルミホイール、エアロパーツ、スタッドレス
タイヤなど過度のドレスアップは人によって好みが分かれるため、
最新のものであってもマイナス査定となることがあります。

さらに、自動車の取扱説明書や整備手帳、保証書、スペアキー
などの付属品も査定に影響しますので、大事に保管して無くさない
ようにしておきましょう。

■一番重要なのは「修理歴」
フレームなど自動車の骨格部分の修理歴は大きなマイナスポイント
となりますが、それ以外の部分、特にバンパーは元々骨格部分への
衝撃を和らげる緩衝材であり、キズが付いていたり交換歴が
あったとしてもそれほど大きなマイナスにはならないことが多い
ようです。

もし自動車の骨格部分に修理歴がある場合は、査定の時に隠さず
申し出ておきましょう。

査定が下がるので隠しておきたいところですが、査定の担当者が
修理歴を見逃したとしても後々のチェックで見つかることは間違い
ありません。

そうなると、メーターを改ざんしたときと同様に、買取代金の返還や
損害賠償の請求までされることがあります。

買取査定を少し上げるためについた小さな嘘が、大きなしっぺ返し
を生むことになるので、自動車を査定してもらう際には自分に不利な
ことであっても正直に申し出るようにしておきましょう。

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